紅も引いてないのに 真っ赤な唇で 「i love you」と弱弱しく笑うの そして王子様に最期のキスを。 カナリアの声が響く チェッカーの石の床の上 白い粉は貴方の体を蝕んで やがて 「星が綺麗だね。」と言わせた 青い空の下 あたしはサングラス越しに捉えた 林檎を齧る 嗚呼、酸い テレビではいい加減なコメディアンが 今日も元気に騒いでいた。 子猫は退屈そうに一度啼いて。 ベッドの上で 「君は綺麗だね。」 唾液塗れの貴方は云った。 光るナイフに 気づかない振りを続けて。 エンドレスに続く白昼夢を ぼやけて聞こえた愛の言葉を。 捨て去られたリビドー 続くはxx衝動 そして 紅も引いてないのに 真っ赤な唇で 「i love you」と弱弱しく笑うの あたしを殺した 王子様に最期のキスを。